品種紹介

収穫時期と品種区分

みかんを買うときに「極早生」や「早生」という文字を目にしますが、これは品種名ではなく、収穫時期による区分を指します。

極早生(ごくわせ)

最も早い時期(9月頃)に収穫するみかんを「極早生」と呼びます。
極早生の特徴として、皮はやや緑がかり、味にも酸味が残ります。
柑橘らしい爽やかな味わいを好まれる方に人気の高い品種です。

早生(わせ)

11月頃から収穫するものを「早生」と呼びます。
早生になると甘みが増し、色もオレンジがかってきます。
この時期に出回るものは甘みと酸味のバランスが絶妙で、「毎年この時期が楽しみ」とおっしゃるお客様も多くいらっしゃいます。

中生(なかて)

12月に入ると「中生」が市場に出回ります。
外皮色も十分にオレンジがかり、甘みも増してします。
一般的に「みかん」といわれると思い浮かぶのがこの時期のもので、人気の高い品種でもあります。

晩生(おくて)

みかんシーズンの最後に出回るのが「晩生」です。
外皮がしっかりしてきて保存性が高くなるため、収穫後1ヵ月ほど貯蔵・追熟させ、より甘みを引き出してからの出荷となります。
甘みが強く、コクのある濃い味わいが特徴です。
当園では、「青島」「寿太郎」を収穫しています。

みかんの品種

日南(にちなん)

宮崎県日南市で初めて発見されたことからこの名がつきました。
最も早い時期に収穫される品種で、さわやかな香りと風味豊かな味が特徴です。

由良(ゆら)

外皮が薄く、他のみかんに比べて甘くてコクがあり、果汁もとてもジューシーです。

高林(たかばやし)

高林は、静岡県の「興津早生(おきつわせ)」の突然変異で、高林俊郎氏が発見した品種です。

少し酸味を残しつつも、甘味とのバランスがとても美味しい品種です。
じょうのう(果実の小袋)がやわらかく果汁が多いのが特徴で、皮も剥きやすく食べやすいみかんです。

石地(いしじ)

この品種は栽培が困難な希少品種とされ、これまで広島県の一部の地域でしか生産・流通されていませんでした。しかし当農園との土質の相性が良く、栽培に成功しました。

コロンと丸みをおびた形が特徴で、甘みが強い大変おいしいみかんです。

青島(あおしま)

早生種に比べてひとまわり大きめで、平べったい形をしているのが特徴です。
皮がやや厚いため貯蔵性が高く、果肉が熟成するにしたがって味がまろやかになります。

寿太郎(じゅたろう)

西浦を代表する品種で、日本最高峰と称されるブランドみかんです。
糖度が高く・甘みと酸味のバランスが良いみかんです。

甘みが強い品種なので、収穫後すぐに食べても美味しいのですが、貯蔵することでさらに味が濃くまろやかになります。

ネーブル

ネーブルとは英語で「おへそ」のことで、この品種の果頂部がおへそのようにくぼんでいることからこの名がついたとされています。

オレンジの中で最も流通しているバレンシアオレンジに比べて、甘みと酸味が強く、濃厚な味わいが特徴です。
また種も少ないので、忙しい朝に食べていただきたいオレンジです。

不知火(しらぬい)

不知火は「清見(きよみ)」と「ポンカン」の掛け合わせてできた品種です。
上部がこぶのようにぽっこりと盛り上がっているのが特徴です。

ふつうのみかんよりふた周りほど大きく、ごつごつして一見食べにくそうに見えますが、外皮も手で簡単に剥け、種もほとんどなく内袋ごと手軽に食べられます。

甘みと酸味のバランスが絶妙で、果肉もとてもジューシー。人気の高い品種です。

西浦れもん

料理やスイーツ・ドリンクなど、爽やかな酸味を楽しむには欠かせないレモン。

西浦れもんは、香りが強く水分量が多いのが特徴です。
また防腐剤・ワックス不使用なので、果肉や果汁だけでなく皮まで安心してご利用いただけます。

西浦レモネード

グレープフルーツのような爽やかさとレモン風味を合わせもち、プチプチとした食感が楽しい、酸味をおさえた食べるレモン「西浦レモネード」。

そのまま食べるのはもちろん、普通のレモンのように料理にお使いいただいたり、ジュースにしても大変美味しい柑橘です。

黄金柑(おうごんかん)

温州みかんと柚子の自然交配で生まれたといわれている品種で、別名「ゴールデンオレンジ」や「黄蜜柑(きみかん)」と呼ばれています。

小ぶりで外皮が明るい黄色なため、一見酸味が強そうに思えますが、見た目からは想像のできない甘みと爽やかな味わいが特徴です。